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館山・南房総 / 不動産売却 不動産リースバックのメリット・デメリット
カテゴリ:スタッフブログ  / 投稿日付:2023/06/12 19:47

館山・南房総の不動産リースバックについて


【はじめに】
今のお家は気に入っているけど、老後の資金が心配であったり相続に向けて資産の整理をしたい、ローンの返済に困っているなど、売却をしないといけない方とお考の皆さま、リースバックという売却の方法があるのはご存知でしょうか。
リースバックでの不動産売却の方法を理解することで、万が一のときでも今のおうちで生活をすることができるようになります。
ここではリースバックとはどういう制度でどのようなメリットがあるのかについて解説いたします。
千葉県館山市、南房総市、鴨川市にて不動産売却をご検討の方や不動産のお悩みがある方はぜひ最後までお読みください。

【不動産売却におけるリースバックとはどのような方法なのか】
不動産売却の方法の一つにリースバックという方法があります。
リースバックの仕組みをしっかりと理解して上手に活用することで、将来への蓄えや相続への対策としても有効です。まずはリースバックとはどのような仕組みなのかについて解説していきます。

【リースバックの仕組み】
リースバックとは「セール・アンド・リースバック」とも呼ばれる売却方法で、今住んでいるお家を専門の不動産会社に売却し、買主と賃貸借契約を結ぶことで、賃料を支払いながら変わらずに住み続けられるという制度です。

【リースバックの対象となる物件】
リースバックはマンションや戸建て、土地など物件の種類に限らず利用することができます。
しかし、次のような物件や条件の場合には利用できないケースもあります。
•建物に問題がある
建物自体に瑕疵があったり既存不適格物件である場合は、リースバックができないケースが多いです。
既存不適格とは、建ぺい率や容積率がオーバーしてしている。接道が取れていないなど再建築することができないような状態を指します。
また、建物に雨漏れがあったり劣化が進んでいて耐震性に問題があるような状態などの場合には使用することができない可能性が高くなります。
・土地に問題がある場合
土地には、市街化を推進する積極的に街づくりをしていく市街化区域と市街化を抑制するための市街化調整区域と呼ばれる区域が存在します。
この市街化調整区域と呼ばれるエリアは、住宅ローンの担保がつきにくく、物件自体の流通性が低いことからリースバックの際にも難しいケースが多いです。
また、借地権がついている土地も同様に難しいケースが多いです。
・その他の理由
物件以外の条件でも難しいケースがあります。
例えば、ローンの残債が多く残ってしまっており、売却後も返済が見込めない物件の場合にはリースバックを使用することはできません。
また、売却後は賃料としての支払いとなるため賃料の支払い能力がないと判断されてしまった場合にも難しくなってしまいます。

【リースバックによる不動産売却のメリットとは?】
リースバックを利用して売却することのメリットとデメリットにはどのようなことがあげられるでしょうか。
【リースバックのメリット】
・不動産売却後もその物件に住み続けることができる
通常の不動産売却では、買主が売却物件に住むため、売却が成立した後は別のところに引っ越しをしないといけません。
しかし、リースバックでは賃貸借契約を結ぶことでそのまま住み続けることができます。
そのため、引っ越しをする手間や環境を変える必要なく生活を続けることができます。
・資金計画が立てやすくなる
住宅ローンを組んでいると、金利の変動による支払額や支払い期間の変更がありますが、賃貸借契約を締結した賃貸となりますので、毎月の賃料は一定の金額となり資金計画を立てやすくなります。
また、自己所有の場合には修繕が必要となりますので修繕金を用意しておいたり、固定資産税の支払いや火災保険、地震保険といった住宅ローンの支払い以外にかかる費用を抑えることができます。

【リースバックのデメリット】
リースバックにもメリットだけではなく、当然デメリットもあります。
・通常の売却よりも安い金額の取引となる
リースバックでは、通常の不動産売却と違い売却後も住み続けることができるため、通常の売却よりも安く取引されることが多いです。
高く売却できたとしても、家賃が高くなる可能性がありますので、売却をする際には十分注意をしてください。
【リフォームができなくなる】
自己所有の不動産であれば、生活しているなかで改善したい点や間取りの変更は自由にできますが、賃貸となってしまうため売却後にはリフォームやリノベーションは基本的に持ち主が行うため、できなくなります。
そのため、将来間取りの変更や仕様の変更が想定される場合には、事前におこなってから売却するなど将来の計画も想定した上でおこなうようにしましょう。
・ずっと住み続けられるとは限らない
リースバックによる賃貸の契約は、通常「定期借家契約」と呼ばれる期間に定めのある契約となります。
期間が終了した際には、再契約を結び延長することはできますが、必ずしも再契約ができるわけではありませんので、注意が必要です。

【まとめ】
リースバックは、売却後もそのままそのおうちに住み続けることができるという売却方法です。
相続対策や老後資金にお困りの方、ローンの返済にお困りの方には非常にメリットが大きい売却方法でもあります。
しかし、内容をしっかり理解していないとデメリットのほうが大きくなるケースもありますので、内容やメリット・デメリットをしっかり理解した上で、通常の不動産売却と比べてどちらが良いかをよく検討するようにしましょう。
私たち株式会社安房リゾートでは、館山市・南房総市・鴨川市などの不動産売却をサポートしております。「できるだけ早く売却をしたい」「不動産売却をしたいけど、どうしたら良いかわからない」などのお困りごとも、お気軽にお問い合わせください。

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